丹下と茄子

44歳の茄子農家、ひとりマルシェやってます。毎日楽しく仕事してます。

LOVE LIFE

先週の火曜日、地元生産者4人で大阪へ圃場視察と生産者との飲み会へ行った。
視察といっても農業界でメジャーな売り上げ、規模、情報発信で検索してヒットする所へは行かず、僕の住んでいる稲沢市の状況と比較的近い場所でどんな人が何を考えて野菜を作っているのかを見たかったのでテーマを「都市近郊農業」にした。
そこで大阪の茄子農家の先輩に相談をして2つの圃場を見学させていただいた。
気候、土、水、地域性などを生かした上でその人の性格が見事に経営スタイルに反映しててるのを見せつけられた。
1人は茄子の産地で面積当りの売り上げから畑に植える苗の数を逆算し、次の目標を視野に入れ結果を出している方。当たり前と言えばそうかもしれないが天候に大きく左右される仕事でそれが出来ていることが流石。他に大手スーパーに個人で野菜を卸している。
もう1人は畑の入口の直売所で全ての野菜を捌く方。地元住人とのコラボで出来そうで出来ない小学生の農作業体験もやっている、その経緯や目の付け所がニュータイプファーマーである。
期待以上の収穫があり目から鱗の連続だった。
浅岡さん、芝尾さん、ありがとうございました。
夜の飲みの席には大勢の府内の生産者とお話しすることが出来た。
そこにメディアとマダムのハートを鷲掴みにしている生産者も駆けつけてくれた。
いつかゆっくり時間をとってお邪魔したいものだ。
就農したての男前茄子農家もいて熱い夜になった。
この日に会った人たちは皆「楽しむ」ことが大事と口を揃えて言っていた。
同感。
出来ることを素直に吸収してオシャレ農家をめざそう。
翌日は愛知のメンバー忠君のリクエストで賑やかな大阪をぷらぷら自転車屋探し。
気付いたことは大阪の自転車屋は水曜定休が多い。調べただけでも8割方休みで萎えた。
えらく寒い日だなと思っていたら雪が降ってきた。避難しようと気になって入ったセレクトショップは暖かくてアンダーワールドが流れていていた。
うっかりいい感じのメッセンジャーバッグを見つけてしまい欲しくなる。値段はクリアランスセールで1/3。旅気分にお徳気分も重なって購入。後ろで瀧が歌っていた。
そのバッグは「LOVE LIFE」というブランドだそうだ。店舗を構えず素材のアンティーク絨毯が手に入ったら作れるだけ作って売るらしい。
服屋の店員におすすめのたこ焼き屋を教えてもらい、道具屋筋を抜けたなんばグランド花月の横の店に辿り着いた。たこ焼き屋のシステムが分からないまま店先でベーシックな味のを買い店内のテーブルに座って食べた。ここではボヘミアンラプソディーが流れる。火傷しながら食べたたこ焼きはうまかった。
帰りは旅気分の味わい納めで近鉄に乗った。
元気な人達に会えていい旅になった。